1900年初めに書かれた本みたいです。
本の中で通勤電車の時間を無駄にするなといったお話が出てきて
この時代から通勤電車が一般的だったんだと驚きました。
内容とは全く関係のない感想ですね笑
人間の精力は、日常の仕事にすべてを吸いとられてしまってはならない。
あなたのエンジンを日常の仕事に使う前に、まずそれ以外の何かに使うのだ。
例えば、今の僕で言うと、大学の研究活動にすべてのエネルギーをとられているのではないか?
朝起きてから大学に行くまでの時間は、大学へ行くための準備時間として消費している。
そして、帰ってきてから寝るまでの時間は、ダラダラ過ごし明日も元気に働くための休息時間として消費している。
全ての時間が日常の仕事のために使われるべきではないということです。
多くの人は1日の3分の1を占める勤務時間「8時間」を本当の意味で「1日」とみなし
それ以外の16時間を単なるプロローグとエピローグにすぎないと思っている。
この16時間はすべてのものから解放されている。
この16時間はすべて、もっぱら自分の心と身体を成長させ、
同胞を啓発することだけに使うのだ。
残りの16時間をどう過ごすか。
これが人生を決める。
集中力がなければ
ーつまり、頭脳に仕事を命じ、頭脳を従順に従わせる力がないとー
本当に充実した生活はできない。
この本の中には集中力を身につける方法として
「家を出たらひとつのことに思考を集中してみる」
を挙げています。
最近、よく本屋でも見かけるマインドフルネスの考えですね。
幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、
理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにある。
僕もこれが幸福な生き方な気がします。
自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは、無意味な人生だ。
確かに理想の自分とかけ離れた人生は、苦しくてつらいですもんね。
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